東京の下町 (文春文庫) ![]() 価格:799円 新品の出品:円 中古品の出品:2,000円 コレクター商品の出品:1,500円 カスタマーレビュー 戦前の東京の暮らしを回想した珠玉エッセイが復刊。東京・日暮里で生まれ育った作家・吉村昭が、食べ物、風物、戦災など思い出を鮮やかに綴った。「日暮里を下町と言うべきかどうか。江戸時代の下町とは、城下町である江戸町の別称で、むろん日暮里はその地域外にある。いわば、江戸町の郊外の在方であり、今流の言葉で言えば場末ということになる」「私が日暮里で生れ育ったことを知っている編集者から、少年時代の生活を書くように、と何度もすすめられた。が、私は、まだそんな年齢ではなく、それに下町の要素が濃いとは言え、御郭外の日暮里を下町として書くのも気がひけて、そのたびに断ってきた。 しかし、私も五十代の半ばをすぎ、戦前なら故老の末席に入ろうともいう年齢になったことを考え、思い切って筆をとることにしたのである」 |
芥川賞全集 第7巻 されどわれらが日々,玩具,北の河,夏の流れ,カクテル・パーティー 他 ![]() 価格:2,621円 新品の出品:2,621円 中古品の出品:698円 コレクター商品の出品:100円 カスタマーレビュー 革命幻想と不毛の恋を描いた柴田翔氏の「されどわれらが日々─」、女性の心理の襞を精緻に彫琢した津村節子氏の「玩具」など、文学の醍醐味を充分に満喫できる六佳作 |
遍路みち (講談社文庫) ![]() 価格:514円 新品の出品:514円 中古品の出品:1円 コレクター商品の出品:500円 カスタマーレビュー 何をしても感じているのは、夫の気配と思い出。吉村昭氏の死後初めて綴られた小説集。川端康成文学賞受賞作「異郷」を収録夫・吉村昭氏の死後、氏に関連する来客や電話の応対に明け暮れた日々。三年が過ぎ、再び筆を執った著者が身辺のことを綴った小説集。長年過ごした自宅を建て替え、独り誰も知る人のいない温泉地に滞在する。けれど何をしても感じているのは、夫の気配と思い出だった。●消えた時計●木の下闇●遍路みち●声●異郷 |
学習院 (文春新書) ![]() 価格:842円 新品の出品:842円 中古品の出品:1円 コレクター商品の出品:385円 カスタマーレビュー 日本近代の変化と歩みは、「学習院」という学校の変遷と密接に関わっている。 そもそも華族の学校として誕生した学習院だが、しだいに非華族の学生・生徒が増え、さらには軍人養成学校の色彩を帯びてくる。東條英機もその一人だ。 一方で、主立った皇族もここで学ぶが、皇太子時代の今上陛下が学習院を卒業していないのは、意外と知られていない。公務多忙のため単位不足だったからだが、卒業扱いにしようとする院内の風潮に真っ向から反対したのは、あの清水幾太郎だった。 吉田茂、三島由紀夫、近衛文麿、志賀直哉、朝吹登水子など、学習院に縁の深い、皇族・華族・軍人・文化人の逸話にも触れる歴史読物。 【目次】 はじめに 東條英機と学習院 第一章 華族の学校 第二章 特権と差別 第三章 華族女学校誕生と下田歌子 第四章 非華族たちの反発 第五章 院長としての乃木将軍 第六章 軍と学習院 第七章 激動期から敗戦へ 第八章 新 |